俺と幸せの材料 もくじ (登場人物) 第一章 「出会い」 第二章 「発売」 第三章 「恋心」 第四章 「告白」 第五章 「デート」 第六章 「旅行」 第七章 「誤解」 第八章 「戦闘開始」 第九章 「突撃」 第十章 「発売そして団結」 第十一章「オーディション」…

作者です。これでこのお話もおしまいです。お付き合いいただきありがとうございました。 それでは、来年も良いお年を。

結果が表示された。 1000%SPARKINGの横に表示されていた文字は、7。 7位。7位で、終わってしまった。 俺とセンスパはしばらく何も喋らなかった。 その沈黙を破ったのはセンスパの方だった。 「・・・・・駄目、でしたね」 「・・・・・うん」 俺は何も喋る気になれな…

どうも、作者です。 残すところは最終話である70話だけになりました。そちらの方は、大晦日、12月31日にブログ掲載ということにしたいと思います(掲示板の方に貼り付けるのは、25日です)。 どうぞ最後までお付き合いください。

妹さんの表情はいつも見せてくれた活気にあふれたものとはほど遠いものだった。現実を飲み込めることはできるが、それをしたくない、というような青ざめた表情は、月明かりだけでも確認できる。 「あ、あの――」 俺はそう言いかけたが、その瞬間、妹さんはは…

「郵便でーす」 花鳥風月のライブから一週間後の日曜日。俺は一階の方から聞こえるその声とインターホンの音で目を覚ました。 時計を見ると午前8時。起きあがってもう一つあるベッドの方を見る。いつも早起きのセンスパが珍しくまだ眠っていた。 俺は手近に…

その翌日のことだ。センスパとの決別も解消しほっと一息つきたいところだったが今日は平日。つまり俺は学校でだ。 「いってらっしゃい」 今まで通り、そう、今まで通りにセンスパに送り出され、俺は自転車のペダルを強く蹴った。 「おはよう」 と声を掛けら…

センスパと遊園地に行ってから数日後のことである。 学校に行こうとする俺にセンスパが 「今日、私一人で出かけてもいいですか?」 と尋ねてきた。 「どうして?」 俺が聞き返すとセンスパは一瞬だけ言葉を躊躇してからうつむき加減に呟くように返答をする。…

10月4日。 世間では何のことはない、ただの水曜日と認知されている今日だが俺にとっては指折り数えて待ちに待った特別な日だと言えた。 そう、アニメ版ネギま二期の放送日である。 その日、俺は学校が終わると全速力で自転車を走らせ家に戻ると、部屋にある…

「おーい、そっちもっと引っ張れ!」 あいつが声を張り上げている。俺はその言葉に従う。 あいつは手慣れた手つきでテントを作っているところだ。そのあいつにこき使われて、その場にいる俺とあの人はテントを一つ作り終え、二つ目のテントに取りかかった。 …

昨日も微妙に更新してます。

遊園地に遊びに行ったのは楽しかったのだが、多少くたびれてしまった。 俺はコンピュータの電源をつけ、キーボードに手を置いた。 30分ほどブラウジングを続けていたが、突然本体の内部からブツン、という音が聞こえた。 「なんだ?」 俺がそう言うと、横で…

デイリィランキング 8位→6位→7位→9位 5位以内は堅い?めざせ3位?何言ってるんだ、お前ら。 も う 1 位 し か 見 え な い 。 とことん1位に拘ろうぜ。と、いうわけでお前ら、明日1枚追加購入な!

――ここは、何処だろう。 うっすら目を開けた俺は、一番はじめにそう思った。 目を開けると、一番最初に見えたのは天井。しかも、見慣れた部屋の天井ではない。コンクリートのタイルが貼り付けられている。これは、何処に天井だ? 少し横に目をやると、そこに…

その後、軽食店で昼食を取った俺とセンスパは途中で別れた。 俺は午後からの、あいつとの約束のために駅へと向かう。時間が押している。俺は足を速めることにする。 時間に2分遅れで到着すると、駅前の待ち合わせスポットである銅像の前に、あいつはいた。あ…

どうも。お久しぶりです。 新アニメ「ネギま!?」の主題歌、1000%SPARKING!が発売されるということで、また小説を書き始めました。 今回は100話までいかない、とあらかじめ予告しておきます。 登場人物を忘れてしまった方は、幸せと材料のころの人物紹介を用…

8月も終わりにさしかかったある日。 ネットを騒がせた祭り、通称ハピマテ祭りから一年が過ぎた。 あのころ中学三年生だった俺も、今は高校生。学区内NO.2の志望校に入学しほっとしたのもつかの間、ついていけなくなりそうな速度の授業に、やっと慣れてきたと…

「俺と幸せの材料」登場人物 ※ 物語に直接かかわる、所謂ネタバレな部分は[ ]内に反転で見られるように記載してあります。 一度物語りを全て読んだことがある方はCtrl+Aで全て反転し、まだ未読の方は[ ]内は見ないことをお勧めします。 主人公 (俺) 中学生…

ハピマテがいなくなってから1ヶ月。俺は気持ちをなんとか取り戻し、今まで通りのの学校生活を送っていた。 そこへやってきた、東京への「修学旅行」という大きな行事。 そして、「あの人」からの招待。 ―禁止されている聖地、秋葉原への秘密の脱走 ――夜中、…

「・・・・・どうしたんだよ」 最初は冗談なのだと思った。 しかし、話しかけてもハピマテはぴくともしない。 「お、おい・・・・・」 ハピマテの顔に手を触れて、俺の額から一筋の汗が流れた。 「す、凄い熱だ・・・・・」 俺はどうしていいかも分からなかったが、とりあえ…

「よーし、次の店だ」 あいつの一言で、俺達はその店を出た。 「あと何枚くらい買うの?」 「ん、とりあえず、あるだけ」 ハピマテの質問にそう答えながら、次の店に入った。 そこには、あの人がいた。 「お、よう」 「やぁ」 あの人がハピマテを全て買い占…

こんにちは。作者です。 次のまとめブログ更新日はシナリオの構成上、1月24日ごろとなります。 また、その日程はこちらの都合によりズレる場合がありますのでご了承ください。 それでは。

「さて、今日はいよいよ文化祭だ。クラスの出し物も去ることながら、今日はバンドがある。お前ら、やるぞ」 あいつの一言に、黙ったまま頷く俺達。 今日は文化祭。バンド発表会が行われる日だ。 練習はした。完璧だ。失敗することはない、と思う。 「じゃあ…

「・・・・・」 俺達は無言だった。 後ろから、俺達がCDを貸し借りする光景を見ていたのは国語の先生。 優しくて、生徒からも人気がある先生だった。 が、今回ばかりは駄目だろうと思った。 CDは本来学校に持ってきてはいけない。それは校則で決められている。 そ…

2位、という言葉に愕然とした。 俺のクラスや、学年の男子からは票を集められただろうし、アンコールに影響されて入れてくれた人もいるはずだから、ここで1位をとれるかもしれないと思っていたが、甘かった。 『花鳥風月』の奴らを見ると、にやにやと笑っ…

年末年始小説UP、まとめ更新のお知らせ こんにちは、作者です。 年の初めの1月1日は日曜日ですが、作者の都合によりまとめの更新を延期させていただきます。 それにともない、雑談所でUPしている小説も年の初めはお休みをいただこうと思います。 UP再会、…

翌日、俺は一日だけの病院泊まりを終え、家に帰宅した。 母親は「ハピマテが家にいるから大丈夫」という理由で仕事にでかけてしまった。 ベッドで寝転がる俺。熱はまだ38度をオーバーしている。 「暇だ・・・・・」 俺はそうつぶやくと、本棚から本を取りだし読も…

次の土日はあいつの考えでバンドの練習は休み、となった。 今まではオーディションまでの短い時間のために、必死で練習してきたが、合唱祭まではまだ時間がある。 少しくらい休みをとっても問題ないだろう、ということだった。 俺もその考えには賛成だったし…

こんにちは。作者です。 毎週日曜日に当ブログを更新、とのことですが作者の体調不良で本日木曜日の更新になってしまいましたことをお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。 これからの更新ペースの復帰ですが、12月10日の土曜日より執筆を再開…

「お、おい、どうしたんだよ!」 俺は動揺した。 あいつが泣くところなんか、見たことがない。 「・・・・・・」 ずっと黙っているあいつの目から一筋の涙が流れる。 どうやら俺の目の錯覚ではないらしい。 「ま、まずどうしたのか言ってみろ、な?」 俺がそう言う…